明けましておめでとうございます。
昨年は協議会運営し際し、多大なる御支援を賜り感謝申し上げます。
今年も会員の皆様の御支援、御協力を賜ります様宜しくお願い申し上げます。
さて、30回全国有床診療所連絡協議会総会大分大会実行委員会から
「第30回全国有床診療所連絡協議会総会大分大会のご案内及び参加者数等の予備調査について」
が送付されてきましたので、
同書類をFAXにて送付させて頂きます。
和歌山県有床診療所協議会からの参加者について、
当会会員事務局にて取りまとめ、
大分大会実行委員会に2月28日迄に報告致しますので、
誠に恐縮ですが、
参加ご希望の会員の皆様は、
「第30回全国有床診療所連絡協議会総会大分大会参加者数等の予備調査(回答票)
に例に従ってご記入の上、
和歌山県有床診療所協議会会員事務局(FAX0739-22-0538)
まで返送頂きます様宜しくお願い申し上げます
(注意:大会事務局に返送されるのではなく和歌山県有床診療所協議会会員事務局:外科内科辻医院までFAX下さい)。
誠に勝手ながら、2月20日(月)までにFAXにてご回答頂きます様宜しくお願い申し上げます。
初期のイメージ図にロゴを付けた案。
ラカン提供
① 理念:
「住み慣れた街で、余生を存分に楽しもう!」
ここは人生の玄人が集う、街の隠れ家。
住み慣れた街が一望できます。
楽しい仕掛(からくり)満載の
ペントハウスです。
② 提案:
「老後も安心して、住み慣れた街で人生を謳歌しよう!」
人生の終盤を迎え
住み慣れた街に別れを告げるのは
とても辛く、悲しいこと。
「慣れ親しんだ街で、人生を全うしたい」
そうした願いを叶える為に
「有床診療所」で蓄積したノウハウを結集して
理想の「終の棲家」を提案します。
③ 仕掛(からくり):
◆「田辺中心部にある歴史的邸宅地:中屋敷町」
ここは田辺の古い街並みが残る閑静な邸宅地。
民俗学者「南方熊楠」が粘菌「ミナカテラ・ロンギフィラ」を発見し
晩年を過ごしたアカデミックな土地柄です。
坂道が少なく、高齢者に優しい街です。
アクセスが良く、ご家族とのご面会も容易です。
紀南文化の殿堂、紀南文化会館や、
神島を望む扇ヶ浜海水浴場もすぐそば。
田辺祭も、弁慶祭も、ヤーヤー祭りも
田辺市の主要イベントが徒歩圏内で開催されます。
◆「四季の中で:1階庭園」
趣のある古い町並みとの調和を重視し、
落ち着いたデザインの低層設計と致しました。
昔からこの地に存在した数々の庭石や灯篭、樹木を生かした庭園で包み込み
四季の移り変わりを感じて頂きたいと思います。
◆「夢を実現する舞台:3階ペントハウス」
当施設はフロア毎にテーマを設定しています。
1階、居室エリアはトラディショナルでシックに
2階、居室エリアはカジュアルなカントリー調に
そして3階、共用エリアは「ペントハウス」がモチーフ。
木のぬくもりを感じる飛騨家具で統一した明るいリビング・ダイニング。
150インチの巨大プロジェクターを配置し
貴方が主役となるステージもご用意。
夢を実現させる仕掛け満載です。
◆「病みつきになる新発想:3階フィットネスルーム」
ありふれた筋力増強マシンとは発想が異なる、
柔軟性獲得を目指した特殊なトレーニングマシンを紀南地方初導入。
プロのアスリート御用達です。
決して辛くなく、気持ちの良いダイナミックストレッチは
転倒時の骨折予防のみならず、肩こりや腰痛改善に極めて効果的。
マッサージ以上の効果が実感できるので
日々、病みつきになること請け合いです。
◆「最大の仕掛:3階アウトドア・リビング」
目の前で開催される
田辺市花火大会の鑑賞を前提として
当施設の設計がスタートしました。
3階リビングに続く南側テラスからは
田辺中心市街地や、田辺湾が一望できます。
海外リゾートホテルで採用されている高級屋外家具を厳選、配置した
心地よい天空のアウトドア・リビングで
季節感溢れる優雅な時間をお過ごし下さい。
④ 田辺地方初の介護保険サービス付き「特定施設」サ高住
私たちは
40年に及ぶ入院医療で培ったこだわりの身体介護サービスを
自らの手で提供したいと考えました。
その為
田辺地域サ高住初の「特定施設」認可を目指しました。
「特定施設」サ高住では、介護サービスを介護度毎に設定された定額費用にて受けることが出来ますので、
利用者様やご家族にとって、とても解りやすく、安心な料金設定となります。
介護度が高くなるほど、通常のサ高住の外部委託介護サービスよりも割安な価格設定となるのが特徴です。
これは、将来介護度が増した時、利用者様とご家族の安心につながります。
⑤ こだわりの安全対策
◆誤薬防止の為に「与薬カートシステム」を導入
誤薬リスクを回避する為に、辻医院の入院部門で長年運用実績のある
「与薬カートシステム」を導入。
内服薬、点滴薬、注射薬は鍵付きのシャッター内で保管され、
患者様毎に用意された専用トレイで、1週間分、正確に分類管理されるので、とても安心です。
◆最新の防犯システムと、入居者様の安全確保対策
不審者の侵入防止と、入居者様が誤って外出されない様に、施設出入口はICカード管理されております。
入館の際はインターホンをお押し下さい。
敷地内・施設内には十数台の防犯カメラが設置され、常時録画されております。
入居者の安全管理のみならず、施設管理者によるスタッフ管理にも威力を発揮します。
ベッドからの転落防止対策として、超低床ベッドも導入しております。
◆入院できる有床診療所「外科内科辻医院」の管理下で運営を行います。
歩いて3分、24時間365日、入院治療を提供する「外科内科辻医院」がホームドクターです。
1945年(昭和20年)開院、70年余りの歴史を有する「辻医院」直営です。
日常の往診や訪問診療、訪問看護だけでなく、病状増悪時の入院治療も対応可能です。
入院期間の法的制約も無く、看取りも対応させて頂けますので、ご家族も安心です。
有床診療所の入院基本料は、病院より安く設定されており、慌てず、安心して入院治療が受けられます。
入居者様の辻医院への通院送迎サービスは無料です。
キーワード:
「人生はお祭りだ。一緒に過ごそう」
by Federico Fellini (8 1/2)
ラカンによる
ロゴ・デザイン案の一つ。
長年その背中を追いかけてきた
父も昨年80歳を迎え
そろそろ私も親の介護を
真剣に考えなくてはならなくなって
ふと周りを見回すと
永年当院に通院下さっている、
かかりつけの皆様にも
高齢化の波が押し寄せていることを
実感します。
両親にも、かかりつけ患者様にも
老後を安心してお過ごし頂くには何が必要なのか?
真剣に考えてみると
今、私が取り組んでいる有床診療所も
地域において主治医が、在宅から入院まで
継続・一貫した治療を行う
一つの理想的な看取りの場に成り得ると
信じているのですが
その前段階、自宅と入院の間の期間を
安心して、充実して過ごして頂くのに適した環境の必要性を
近年、強く感じていました。
それは、自分のことが自分で出来なくなったので
長生きをして家族に負担をかける事への罪悪感から
ひっそりと人目につかない場所で
お迎えが来るのをひたすら待つ。
唯それだけの場所では
決してあってはならないのです。
私達をお導き下さった人生の大先輩方、
両親や家族、お世話になった方々を
そうした場所には預けたくありませんし
私もいずれ同じ立場に立った時
そのような施設に入居したくはありません。
長い混沌とした人生の集大成として
良かったことも、そうでなかったことも
それらをすべて受け入れ
思い残す事無く
人生を華やかに締め括る
フィナーレに相応しい場であるべきです。
私が考える
理想的なフィナーレのかたちは
映画の中にもあって
フェデリコ・フェリーニの代表作
「8 1/2」で
それまでの全てを受け入れた
主人公のマルチェロ・マストロヤンニのセリフ
「人生はお祭りだ。一緒に過ごそう。」
に続く
人生における登場人物総出の
華やかな大団円。
でも、現実は厳しいです。
残念ながら、近年の高齢者政策も
マスコミや識者の論評も
若者の為に、高齢者を切り捨てるのは致し方ない
といった風潮が感じられて
高齢者は
少なからず姥捨て山に置き去られたような
絶望的で、寂しい状況で
残された日々を
ひたすら耐えなくてはならない現状を
私は大いに危惧します。
若者にとっても
実は明日の我が身でもあるのですから。
ならば、この困難な時勢において、
この先10年、私自身の両親への介護対策も含めて、
本当に理想的な地域医療構想を実現するために、
今私が取り組むべきことは何か?
高齢者は同時代を生きた
配偶者や両親、兄弟、友人などを失い
寂しい思いをしているのです。
その寂しさを取り除く為に
一緒に過ごしてあげたい。
フェリーニの映画のエンディングで
いつも出てくる
ピエロの役です。
比喩的になりすぎましたが
この問題への私なりの回答を準備すべく、
私が考える理想的な終の棲家実現を目指して、
その第一段階目の挑戦として、今春5月を目標に、
30名定員の高齢者施設
「中屋敷イストワール」を中屋敷町に開設し、
この難題に取り組みたいと考えます。
名称の「イストワール」は
フランス語でHISTOIREと書き、
「歴史」「~の物語」といった意味があります。
高齢者の皆様の大切な歴史・物語のフィナーレを、
ピエロ役の私達と一緒に
この施設で楽しく華々しく完結頂ける様祈って名付けました。
当法人直営のサービス付き高齢者向け住宅です。
利用者様やご家族様に安心してご利用頂くには
費用負担が明朗で分かりやすくあるべきと考え
介護サービスを介護度に応じて定額で提供できる
田辺・西牟婁地方初の、
「特定施設」サ高住認可を目指します。
詳細は近日中、色々なかたちでお伝えする予定です。
外科内科辻医院かかりつけの皆様の御活用を
お願い申し上げます。
有床診療所は
お正月も休まず稼働しています。
遠方にも出かけられず
子供たちには申し訳ない思いが常にあるのですが
やりがいもあるのです。
朝、病棟を回診すると
入院患者様のベッドサイドに
そっと添えられていました・・・
新年早々
ご家族様の細やかなお気遣いに
スタッフ一同
頭が下がります。
とても励みになります。
今年もより一層
しっかり頑張りたいと思います。
今年も皆様の
ご健康とご多幸を
お祈り申し上げます。
今年も
どうぞ宜しくお願い申し上げます。