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在宅での看取り政策の強化は、若者の介護負担を増やし、子育ての時間を奪う

_2012.05.04

先ほど政府の全国3000人のネット調査に基づく2012年度版「子ども・若者白書」の原案が公表された。これによると15歳から29歳の8割以上が、仕事や収入、年金に不安を感じている。先細りの人口分布を考えると、さらに高齢者の介護問題まで重く圧し掛かるのである。地方に行くほど公務員しか安定した職場が無く、若者は都会に流出。核家族化が助長され、祖父母の子育てへの参入が困難となった。収入減少により夫婦共働きが当たり前の今日、子育ては極めて困難であり、若者は夢が持てないでいる。

国は平成24年度の診療報酬・介護報酬の同時改定で、「在宅での看取り」と「医療から介護へのシフト」を鮮明に打ち出したが、目的は目先の医療費削減である。これは主介護者となる若者の直接の介護負担を将来更に強いるものである。若者への介護負担の重い在宅での看取りの強要は、子育ての時間を奪い、更なる少子化を招き、日本の将来から完全に夢を奪ってしまう。如何に若者への介護負担を減らして高齢者の看取り対策を立てるかが鍵であり、安価な施設における高齢者の集約的、効率的な看取りを本気で検討し、比重を移すことで、若者に子育ての時間を与えるべきなのである。安価な有床診療所の再評価はこれに適合すると思われる。しかし、今のところ政府の舵は逆方向にきられたままである。このままでは取り返しのつかない事態になる。

当院の日曜・祝祭日外来診療体制について

_2012.05.04

24時間365日、休まず稼働している有床診療所の外来診療上のメリットの一つに、祝祭日にも看護師などの職員が常駐しており、休日中も外来診療体制が取り易く、外来掛かりつけ患者様のフォローアップが無床診療所より行い易い点が挙げられます。無床診療所では休診日は職員が不在となる為、医師が一人で全ての対応をしなければならず、休日の外来フォローアップには大変な時間と労力を要します。当院では祝祭日も院長が所用で不在時(年間平均2~3日)以外は入院患者様の診察と平行して、原則午前9時より再診患者様の予約診療を行っています。原則休診日の診療は病状が良く把握出来ている、掛かりつけ患者様に限定しており、通常診療時間内に休日診療予約券をお渡ししています。また、休日中病状に変化が生じた掛かりつけ患者様も、当日午前9時までにお電話頂ければ、原則午前9時より可能な限り診療に応じております。全く初診の患者様、及び長らく受診歴の無い患者様には救急病院受診をお勧めしております。

休日診療は事務員が不在で、看護職員も少ない為、平日診療よりお待ち頂く時間が長くなりますので、予めご了承下さい。

当院の日曜・祝祭日の平均外来患者数(平成22年1月~平成23年12月)は13.3人/休診日となっております(初診も含む)。例年休日診療患者数のピークは8月13日~15日のお盆休みで20~30人以上/休診日、次いで12月30日~1月3日のお正月休み、次いで4月末から5月初めのゴールデンウィークとなっておりますが、近年温暖化による熱中症増加の為、夏場の休日診療患者数が増加の傾向にあります。

今年のゴールデンウイークも後半になりました。ゴールデンウィークの休診日における当院外来診療患者数(祝祭日・日曜日の1日平均)は平成22年度:14.2人/休診日、平成23年度:13.3人/休診日で、平成24年度は15人を予定しております。今年はインフルエンザB型が猛威を奮っておりますのでご注意下さい。

 

遠出の予定はありませんが、当院医師も幼い子を持つ親ですので、休日午後は子供と外出し原則不在となります。ご理解頂ければ幸いです。当院へのお電話番号は、休診日も《℡:0739-22-0534》です。2階ナースステーションに繋がります。必要に応じて担当看護師より院長の携帯電話に連絡が入り、可能な限り対応させて頂いております。

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