お蔭をもちまして、本年度の総会、講演会、情報交換会は、無事終了致しました。
奥篤会長挨拶
ご来賓の
国会議員 岸本修平 氏
情報交換会までご出席下さりました。
ご来賓の
国会議員 門 博文 氏
ご来賓の
国会議員 坂口直人 氏
例年通り全有協総会の報告をする私・・・
ご講演頂いた
和歌山県福祉保健部健康局医務課課長 鳥渕博文 氏
私の高校の大先輩にあたり、とても聡明な方でした。
少子高齢化の甚だしい田辺地方の課題について、
とても親身に相談に乗って下さりました。
これから始まる地域医療ビジョンの策定では
有床診を、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
座長は粉川信義理事と共同で務めました。
場所を変えて、情報交換会へ
重鎮、武用瀧彦理事の挨拶で開宴
今年も辻村武文理事による乾杯です。
ゲストは和歌山出身のメジャーバンド「ウインズ」の平坂佳久氏と
「紀の国和歌山国体」イメージソング担当の宮本恵梨菜氏
関西で有名な上新電気のテーマソングを
有床診の替え歌にして盛り上がる会場。
最後の絞めは、例年通り、
青木敏名誉会長の挨拶。
ご来賓の皆様、ご講演下さりました皆様、ご参加下さりました和有協会員、並びにスタッフの皆様、協賛頂きました武田薬品の皆様、そして完璧にご準備下さった奥クリニック事務局の皆様、今年も本当に有難うございました。
遠路はるばる参加下さった当院スタッフの皆様も、長時間、どうも有り難うございました。
来年も、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
私が入ると漫才トリオのよう・・・。
ウインズは歌もトークも素晴らしく、とても楽しい一時を過ごさせて頂きました。
9/28和歌山市民会館でコンサートがあるそうで、チケットが飛ぶように売れていました。
皆様もぜひ!
今夜はきっと爆睡です(笑)。
来る8月30日(土曜日)午後4時30分より
ホテル・グランヴィア和歌山に於いて
平成26年度和歌山県有床診療所協議会総会・講演会が開催されます。
(武田薬品工業株式会社との共催)
◆ ◆ ◆ ◆
Ⅰ.総会「6Fル・グラン」16:30~17:30
1.挨拶、紹介
①会長挨拶
②来賓御挨拶
③来賓御紹介
④祝電披露
2.報告事項
①役員紹介
②平成25年度事業報告
③第27回全国有床診療所連絡協議会総会岐阜大会報告
第1日目
第2日目
3.協議事項
①平成25年度収支決算
②平成25年度監査結果報告
③平成26年度事業計画
Ⅱ.講演会「6Fル・グラン」17:30~18:10
1.「ω-3系多価不飽和脂肪酸について」
和歌山県立医科大学付属病院 紀北分院
脳神経外科 助教 田中 寛人 先生
2.「2025年に向けた医療法等制度改革について」
和歌山県福祉保健部健康局医務課
課長 鳥渕 博文 先生
Ⅲ.情報交換会「6Fアクア・グラン」18:20~
◆ ◆ ◆ ◆
私は全有協総会第一日目報告、協議事項の司会、粉川理事と共同での講演会座長を担当させて頂く予定で、
現在、報告用にパワポと格闘中です。
「入院基本料」「地域医療ビジョンへの道筋」「医療法30条」と
有床診にとっての重要事項があまりに多く、今回ばかりは3時間の内容を10分にまとめるのは、私の力ではとても無理・・・(汗)
・・・結局、分厚い補足資料も配布することに致しました。
尚、講演2で、もし時間が許せば、座長として次の質問をしてみたいと考えております。
「今後、団塊の世代が75歳を迎える2025年の超高齢化社会を見据えて地域包括ケアの推進がなされ、和歌山県も地域医療ビジョンを策定しなくてはならないのですが、日医の会長もこのデータを引用しているところの、国際医療福祉大学、高橋泰教授による「人口減少社会に向かう医療福祉の現状・将来予測・戦略」という分析によると、地域にとって医療需要のピークが大幅に異なるという予測が示されていて、確かに霞が関のある東京、首都圏や名古屋圏など今後も人口の増加する地域では2025年に高齢化のピークを迎え、75歳以上の人口が2倍に膨れ上がり、医療需要のピークは2040年で、2025年の地域包括ケアシステムの完成で、確かに間に合い、十分役立ちそうなのですが、和歌山県に関して言うと、同氏の予測では紀伊半島の大部分はすでに高齢化のピークを過ぎていて、医療需要のピークも2010年となっていて、すでにピークはすぎています。私の住む田辺、西牟婁地方は少し遅れて2015年、つまり来年が医療需要のピークですが、以降、医療需要は減少すると予想されています。実際、私の診療所の存在する田辺市上屋敷町は田辺の中心市街地にあるのですが、高齢化が甚だしく、若者はおろか、高齢者も急速に減少していて、人が街からいなくなっていくように感じます。事実、今年3月の市の調査では上屋敷の65歳以上の高齢化率は41.5%に達しており、今後も急速に人口が減少することが予想されます。厚労省の計画はやはり霞が関のある東京中心に計画されていて、和歌山県は、恐らく霞が関より10年、もしくは15年以上高齢化が先行していて、状況が大幅に異なっている様に思うのですが、各都道府県で地域医療ビジョンを立てるとしても、霞が関とはかなり状況が異なっていて、本当に和歌山県の現状に2025年完成の地域包括ケアシステムが間に合うのか、本当に役に立つのか、和歌山県はかなり地域の実状にあわせて柔軟に、霞が関とは異なったビジョン策定が求められてくるのではないかと私は思うのですが、この点につきましてどうお考えでしょうか?
また、同じく高橋泰教授と日医総研の江口成美氏がまとめた「都道府県別入院医療需要予測」によりますと、和歌山県における療養病床は2010年では過剰だったようですが、2014年以降、療養病床は不足に転じ、2040年には需要が4345名で、現状の3012床のままでは大幅な不足が生じてくると予測されています。今後、これまで行われてきた療養病床削減政策は撤回に向かうのかもしれませんが、でも、病院療養病床を増やせば費用がかさむと思います、ならば、ビジネスホテルよりも安い有床診を地域医療ビジョンの上で積極的にご活用いただきたいのですが、いかがお考えでしょうか?
また、これは厚労省に訴えなくてはならないのですが、現在、有床診療所では療養病床を一般病床利用できるのですが、一般病床を療養病床としては利用できません。それを利用できる様にしていただければ、もっと分かり易く言わせてもらうと、多機能性がウリの有床診の病床を一般病床と療養病床に分けるなどナンセンスなことをせずに、入院患者様に応じて一般病床としても療養病床としても、入院患者の状態に合わせて、どちらでも利用可能、請求可能にして頂ければ、今後の地域入院医療需要予測に合わせ、有床診はより柔軟な対応ができるのですが、この点につきまして如何お考えでしょうか?」
・・・早速、地域医療ビジョン策定に有床診を売り込もうと目論んでいます(笑)。
昨年、プレゼン用のノートパソコンを新調したところ、
パソコンのHDMI端子が会場のプロジェクター端子(VGA端子)と接続できず、直前に大変ドタバタしましたが(謝)
本日、ヤマダ電機でHDMI→VGA変換アダプターをGET!
これでもう、グランヴィアのどのプロジェクターが当たっても大丈夫(笑)。
今年こそはヘマをしません(誓)。
今年で和歌山県有床診療所協議会総会は第20回目の記念大会を迎えます。
情報交換会では、和歌山出身のJ-POPユニット「ウィンズ」による記念コンサートも企画されております。
日医総研江口氏も言われる通り
今年は有床診にとっての「節目の年」です。
和歌山県の有床診関係の皆様、
是非参加して有床診の未来を話し合いましょう。
先の全国有床診療所連絡協議会総会では、
日本医師会長をはじめとする、多くの演者が国際医療福祉大学 高橋泰教授のデータを引用していました。
おそらく地域医療ビジョン策定の材料となるデータのようです。
ネットで検索したところ、同氏の「人口減少社会に向かう医療福祉の現状・将来予測・戦略」をPDFファイルで確認出来ました。
興味深いのは、地域により医療需要ピークの時期が大きく異なる点です。
厚労省の医療政策の核である地域包括ケアシステムは団塊の世代が75歳を迎える2025年完成を目指していて、確かに人口の多い東京、首都圏と名古屋圏は医療需要ピークが2040年で、同システム完成後フル活用出来そう。
でも、我々の住む紀伊半島の大部分は、医療需要のピークが2010年。すでにピークを過ぎているのです。
田辺市付近はやや遅れて来年2015年がピーク。以降、当地方では医療需要は減少すると予想されています。
地域包括ケアシステムを2025年に完成させても、果たして当地方で同システムは有効活用できるのか心配です。
首都圏中心の国の政策はさておき、和歌山県の現状にあった地域医療ビジョンを早急に確立すべきだと思います。
また、同氏と日医総研主席研究員江口成美氏が纏めたという
「都道府県別入院医療需要予測」。
日医会長が講演で全国と岐阜県のデータを示されていたので、和歌山県のデータもあるはずと検索すると、
株式会社「ケアレビュー」のデータとして確認できました。
和歌山県における2014年2月現在の療養病床既存病床数は病院・有床診合わせて3012床。
2010年の療養病床患者数予測は2865名で療養病床は過剰でした。
しかし、驚いたことに2014年の現時点ではすでに不足し始めていて、
2015年の療養病床患者数予測は3280名、2020年3640名、2025年3919名、2030年4126名、2035年4281名、2040年4345名と予測されています。
このままでは2025年には907床、2040年には1333床、療養病床が不足する計算です。
つまり、和歌山県での療養病床需要は右肩上がりに増加し、今後大幅な療養病床不足が予測されているのです。
つい最近まで叫ばれていた療養病床削減政策は理に適っていなかったということになります。
当有床診療所も急性期病院からの療養病床患者受け入れが急増しており、この予測通りの傾向がみられています。
ちなみに和歌山県における一般病床既存病床数は2014年2月現在10095床。
2010年の一般病床患者数予測は6647名で一般病床過剰です。
この一般病床過剰傾向は今後も続く予想です。
ただし、一般病床患者予想数は2030年の7466名まで徐々に増加する予想となっています。
和歌山県の一般・療養病床を合わせた全既存病床数は2014年2月現在13107床。
2010年の一般・療養病床患者数予想数は9511名で、今後需要ピークとなる2035年には11664名となっています。
一般病床の療養転化で乗り切れる計算です。
先に成立した医療と介護のごった煮法案
「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律」
によって、地域医療ビジョン作成の為、今秋より病院も有床診も病床機能を都道府県に報告する制度が開始されます。
病棟ごとに高度急性期、急性期、回復期、慢性期の4つの病床機能に分けられます。
この中で一つ選ぶのは、多機能を有する有床診には馴染まないのですが、
今回、有床診の役割が医療法第30条に明記されるにあたって、
有床診には地域包括ケアシステムの中で地域における柔軟な多機能性が求められており、
以下の5つの機能から選択(複数可)できる項目が追加されています。
①病院からの早期退院患者の在宅・介護施設への受け渡しとしての機能
②専門医療を担って病院の役割を補完する機能
③緊急時に対応する医療機能
④在宅医療の拠点としての機能
⑤終末期医療を担う機能
当院はこの5項目全ての機能を現在担っており、甲乙付け難い状況です。
恐らく5項目全て選択し報告することになりそうです。
有床診の強みは
地域のニーズ・個々の患者様のニーズに応じた柔軟な病床運用ができる点、
つまり、とても小回りが利く「多機能性」であり、
当院の場合
地域で求められていることを素直に実行すれば、
自ずとこれらの5項目に適合するものと考えています。
先月の院内接遇講習会の様子です。
3名の看護スタッフを新たに迎え、現在看護体制を増強中です。
19床の入院部門も、看護体制とバランスをとりながら
現在フル稼働状態です。
当然エアコンもフル稼働。
台風による湿潤な外気と相まって
ガラスで囲まれた光庭が
結露で大変なことになっていました(汗)。
子供と特大の「へのへのもへじ」を描いていたら
家内に止められました(笑)。
数年前に全館に導入し、長らく休眠状態であった電子カルテも、
ついに今月後半に外来部門で本稼働となります。
今後、入院・在宅部門も順次本稼働を予定しております。
外来部門の電子カルテ本稼働に際し、
待ち時間の増加など患者様にはご不便をお掛け致しますが、
当有床診療所のICT化の第一歩として、
ご理解の程宜しくお願い申し上げます。
また
当院は例年8月13日、14日、15日の3日間、
お盆の為、休診日とさせて頂いております。
こちらもご迷惑をお掛け致しますが、
宜しくお願い申し上げます。
尚、お薬の残りの少ない方は、
お早めの外来受診をお願い申し上げます。