本日、会員の皆様にお願いしておりました
「和歌山県有床診療所協議会からの地域医療構想実現への要望書(2016)」への
御意見募集を締め切らせて頂きました。
反対意見は無く、要望の追加希望が1件あり、
⑧として追加した(改訂版)を、
和歌山県医務課の地域医療構想御担当者様に提出させて頂きました。
同、御担当者様のお話しでは、本日5月27日付で和歌山県地域医療構想が策定され、
5月31日に定例会見で発表されるとのことです.
構想(案)への当協議会からの要望が採択されたかは不明です。
また、現時点で正式なアポイントメントはありませんが、
今後の地域医療構想実現への「審議の場」の構成メンバーに
和歌山県有床診療所協議会も入れて頂ける模様です。
和歌山県の有床診療所の存続に向けて、
引き続き会員の皆様の御協力をお願い申し上げます。
この度、平成28年8月27日開催の
「平成28年度和歌山県有床診療所協議会総会、講演会、並びに情報交換会」
の会場が確定し、只今
会員の皆様にFAXにて参加意向調査を実施中です。
シートにご記入の上、会員事務局までFAXにてご返送願います。
今回の情報交換会は会員相互の親睦を深めることに力点を置き、
これまでの立食形式から着席式に変更し、
総会会場と同じ施設にあるフランス料理のレストラン
「オテル・ド・ヨシノ」において開催致します。
食事代はフルコースとフリードリンクで会員1名1万5千円ですが、
うち5千円は当会年会費より補助させて頂きます。
情報交換会参加費として会員1名1万円を事前にお振込み頂く予定です。
是非とも、会員の皆様の御臨席を賜りたくお誘い申し上げます。
準備の都合上、会員の皆様の参加意向確認を実施させて頂きます。
恐れ入りますが、FAX送信致しました参加意向調査票にご回答の上、
5月27日(金)までに会員事務局までFAXにて御回答頂きます様、宜しくお願い致します。
尚、情報交換会参加の方には、後日、参加費1名1万円の銀行振込案内を致します。
申し訳ありませんが、参加費振込確認をもって、情報交換会参加登録済みとさせて頂きます
(情報交換会参加の方で食物アレルギーのある方はお教え下さい)。
御意見、御要望がありましたら会員事務局まで御連絡下さい。
平成28年度
第22回 和歌山県有床診療所協議会総会、講演会、並びに情報交換会 次第(案)
(開催日:平成28年8月27日)
Ⅰ.総会「和歌山市医師会大会議室」(和歌山ビッグ愛4F)【PM4:00~5:00】(予定)
1. 挨拶、紹介など;(司会 粉川 信義 副会長)
①会長挨拶(辻 興)
③来賓御挨拶(粉川 信義 副会長)
※和歌山県医師会会長・有床診療所担当理事に依頼中
③来賓御紹介(粉川 信義 副会長)
④祝電御披露(粉川 信義 副会長)
2. 報告事項;(司会 粉川 信義 副会長)
①役員紹介(粉川 信義 副会長)
②平成27年度事業報告(辻 興)
③第28回全国有床診療所連絡協議会 静岡大会報告
第1日 (辻 寛 副会長)
第2日 (児玉 敏宏 副会長)
3.協議事項;(司会 粉川 信義 副会長)
①平成27年度 収支決算報告 (辻 興)
②平成26年度 監査結果報告 (宮本 克之 監事)
③平成27年度 事業計画 (辻 興)
Ⅱ.講演会「和歌山市医師会大会議室」【PM5:00~6:00】
㈱関西臨床検査総合研究所様より挨拶(前岩 良和 社長)
座長:(児玉 敏宏 副会長)
演者:風神会計事務所
(風神 正典 先生)(予定)
演題:「有床診療所の事業展開:サ高住の場合」(仮)
演題:「行政への発言権強化に向けての検討:和有協を法人化した場合」(仮)
Ⅲ.情報交換会「オテル・ド・ヨシノ」(和歌山ビッグ愛12F)【PM6:00~8:00】※会員参加費1万円
(司会 勝田 仁康 副会長)
1. 開会の挨拶 (奥 篤 前会長)(依頼中)
1. 来賓御挨拶 (未定)
2. 乾杯 (未定:当会役員)
3. 閉会の挨拶 青木 敏 名誉会長(依頼中)
公表された和歌山県の地域医療構想(案)
に対し当協議会から要望書を提出致しましたが、
引き続き、三役会で承認を得た
「地域医療構想実現への要望書2016」を会員の皆様にFAX致しました。
この要望に対する会員の皆様からの御意見、御要望を募集中です。
締め切りは5月27日(金)ですのでご意見のある方はお急ぎ下さい。
現時点で頂いた御意見を元に(改訂版)を作成致しました。
主な改定点は産科の先生からのご意見⑧の追加です。
募集締め切り後、特に意見が無い様でしたら
この(改訂版)で
県医務課に提出したいと思います。
新緑が美しい赤木渓水郷(先週) ↓
「和歌山県有床診療所協議会からの地域医療構想実現への要望書2016」(改訂版)
① 病床機能のうちで、高度な医療を要しない「慢性期機能」こそ、病院の療養病床入院基本料の1/2から2/3の極めて安い療養病床入院基本料で看取りまで担う有床診療所病床を積極的に活用頂くべきです。有床診療所を利用すれば1日のデイサービスと変わらない費用で24時間の入院医療が受けられ、持続可能な地域医療構想実現に役立ちます。
② 有床診療所は小規模入院施設の為、病床数削減によりランニングコストが割高となり、経営が悪化します。その為、一時的な非稼働病床を病床削減の対象とせず、病床稼働中の有床診療所の病床削減は行わないで頂きたい。
③ 有床診療所の後継者が研修中などの理由で直ちに継承できず、院長の高齢化等を理由に一時休床となっても、その期間の強制的な病床削減は行わず、後継者が病床を再稼働することを認めて頂きたい。
④ 有床診療所のスプリンクラー設置が義務化され、多額の自己負担を伴って新たにスプリンクラーを設置した有床診療所病床を、病床削減の対象としないで頂きたい。
⑤ 義務化されたスプリンクラー設置工事期間中はその前後を含めて一時入院を休止しなくてはならず、病床稼働率低下は免れません。スプリンクラー設置工事における病床稼働率低下を病床削減の理由にしないで頂きたい。
⑥ 有床診療所には病院に無い病床報告機能「終末期医療を担う機能」が存在し、病院や介護施設、在宅での看取りが困難な、行き場の無い終末期の患者様の看取りを担い、地域医療を支えています。この終末期医療を懸命に担う有床診療所は在宅復帰率が低くなります。その為、在宅復帰率だけで有床診療所病床の機能評価を行わないで頂きたい。
⑦ 有床診療所が病院よりも極めて安価な入院基本料で入院医療を提供し、地域医療に貢献できているのは、施設基準が病院よりも緩やかな為です。有床診療所と病院の病床の担う役割は異なり、病院との報酬レベルや役割の違いを考慮し、あくまでも診療所の極めて安価に地域に提供されている病床として、有床診療所の施設基準を安易に引き上げないで頂きたい。
⑧ 産科の有床診療所では、分娩の為の入院期間は2~3日と短く、入れ替わりが激しい為、分娩が立て込み満床となり、病床が不足する時もあれば、分娩が途切れ入院ゼロの時もあります。その為産科病床における高稼働率の維持は困難です。そうした産科病床の特性を考慮し、単純に病床稼働率だけで産科病床の評価をし、病床削減を行わないで頂きたい。
和有協会員の皆さまへ
先に実施したアンケートの集計が纏まりましたので
頂いた貴重なご意見とともに
和有協事務局からの「おしらせ」として、本日
会員の皆さまにFAXさせ頂きます。
また、和歌山県地域医療構想策定への
和有協の参入状況につき
全国有床診療所協議会から問い合わせがありましたので
回答致しました。
その回答内容もあわせて送付致しますので
ご一読下さい。
「和歌山県有床診療所協議会会員スプリンクラー設置状況」
アンケート調査結果
調査期間:H28.5.10~5.13
対象者:A会員(病床稼働中)35名 + B会員(休床中)8名 = 計43名
回収率:74.4%(32/43)
A会員
回収率77.1%(27/35)
設置済59.3%(16/27)
申請中11.1%(3/27)
未申請29.6%(8/27)※未申請のうち産科62.5%(5/8)
【傾向】
① 産科有床診療所(設置免除)で設置済は1件(6%、1/16)に留まる。
② 術後1泊の経過観察に病床利用され、入院患者数が少なく設置免除に該当する有床診療所が1件あり、未申請を選択されている。コストパフォーマンス的に妥当な選択と考える。
③ 設置免除か否か不明の病床稼働中有床診療所2件(7.4%、2/27)あり。補助金確保には早期申請が推奨される。
B会員
回収率62.5%(5/8)
設置済40%(2/5)
申請中0%(0/5)
未申請60%(3/5)
【傾向】
① B会員の6割が未設置。
和歌山県有床診療所協議会会員の皆さまに置かれましては
当協議会運営に際しご協力を賜り感謝申し上げます。
本日、全国有床診療所連絡協議会様より
本会会員の
スプリンクラー設置状況の問い合わせがありました。
つきましては現状調査の為、5月10日(火)
会員の皆様にFAXにてアンケートを実施させて致します。
ご多忙中恐れ入りますが、ご回答の上
会員事務局まで(FAX0739-22-0538)返送願います。
集計の上提出の為、申し訳ありませんが
5月13日(金)締め切りとさせて頂きます。
ご協力宜しくお願い申し上げます。
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KABA 1 ↓
主に病院が担う4つの病床機能の内、慢性期機能は、高度な医療を提供する訳ではないので、何も入院基本料の高い病院で担わなくても、地域の安価な有床診療所で担う方が医療費節約の観点から理に適っています。
有床診療所療養病床入院基本料 : 1日994点~530点
病院療養病床入院基本料 : 1日1810点~750点
つまり、有床診療所は病院の1/2~2/3の療養病床入院基本料で慢性期機能を担っています。
病院と異なり、施設基準が緩やかな為、安価な入院医療を提供できるのが有床診療所の強みです。
1日24時間診て、デイサービスよりも安価な場合も多々あります。
こういう論点が、病院と行政中心で構築されている地域医療構想からは欠落しているように思います。
有床診療所はもっとその優位性を告知すべきですが、長年、医療政策上、取り残されてきました。
また、地域の有床診療所が直接行政に意見を述べるシステムも未だ存在しません。
(任意団体である和歌山県有床診療所協議会は、行政との恒常的なパイプライン作成の為
現在、一般社団法人和歌山県医師会に対し和歌山県有床診療所部会設立を要望中です。)
今こそ行政は、長い歴史を有する日本の有床診療所の有用活用を積極的に進めるべきです。
これほどコストパフォーマンスの良い有床診療所病床の病床削減は、持続可能な地域医療構想実現の妨げにしかなりません。
※慢性期機能
○長期にわたり療養が必要な患者を入院させる機能
○長期にわたり療養が必要な重度の障害者(重度の意識障害者を含む)、筋ジストロフィー患者又は難病患者等を入院させる機能
※参考までに、平成28年度の有床診療所と病院の療養病床入院基本料をコピペします。
A109 有床診療所療養病床入院基本料(1日につき)
1 入院基本料A:994点
(生活療養を受ける場合にあっては、980点)
2 入院基本料B:888点
(生活療養を受ける場合にあっては、874点)
3 入院基本料C:779点
(生活療養を受ける場合にあっては、765点)
4 入院基本料D:614点
(生活療養を受ける場合にあっては、599点)
5 入院基本料E:530点
(生活療養を受ける場合にあっては、516点)
A101 療養病棟入院基本料(1日につき)
1 療養病棟入院基本料1
イ) 入院基本料A:1,810点
(健康保険法第63条第2項第2号及び高齢者医療確 保法第64条第2項第2号の療養(以下この表において「生活療養」という。)を受ける場合にあっては、1,795点)
ロ) 入院基本料B:1,755点
(生活療養を受ける場合にあっては、1,741点)
ハ) 入院基本料C:1,468点
(生活療養を受ける場合にあっては、1,454点)
ニ) 入院基本料D:1,412点
(生活療養を受ける場合にあっては、1,397点)
ホ) 入院基本料E:1,384点
(生活療養を受ける場合にあっては、1,370点)
ヘ) 入院基本料F:1,230点
(生活療養を受ける場合にあっては、1,215点)
ト) 入院基本料G:967点
(生活療養を受ける場合にあっては、952点)
チ) 入院基本料H919点
(生活療養を受ける場合にあっては、904点)
リ) 入院基本料I:814点
(生活療養を受ける場合にあっては、800点)
2 療養病棟入院基本料2
イ) 入院基本料A:1,745点
(生活療養を受ける場合にあっては、1,731点)
ロ) 入院基本料B:1,691点
(生活療養を受ける場合にあっては、1,677点)
ハ) 入院基本料C:1,403点
(生活療養を受ける場合にあっては、1,389点)
ニ) 入院基本料D:1,347点
(生活療養を受ける場合にあっては、1,333点)
ホ) 入院基本料E:1,320点
(生活療養を受ける場合にあっては、1,305点)
ヘ) 入院基本料F:1,165点
(生活療養を受ける場合にあっては、1,151点)
ト) 入院基本料G:902点
(生活療養を受ける場合にあっては、888点)
チ) 入院基本料H:854点
(生活療養を受ける場合にあっては、840点)
リ) 入院基本料I:750点
(生活療養を受ける場合にあっては、735点)
(文責:辻 興)
↑ 是非、運転してみたい。
注)ボートとバスの免許が必要です(残念)
5/3 雨 + 暴風 + 超激混(片道10時間)(涙)。
5/4 午前暴風 + ボート欠航 (・・・)。
午後
5/5 晴!(万歳)
カチカチ山からの眺め ↓
(留守中有難うございました)