10月28日に
ようやく棟上が済みました。
(診療日の為、式は未開催)
棟上げの
お祝いを頂きました皆様
本当に有難う御座いました。
当施設は
「サ高住」ですが
「特定施設」の認定を取得し
「介護付き」となる予定です。
とても分類がややこしいので
ケアマネの勉強をした私にも難しいのですが
要するに
介護付き有料老人ホームの
サ高住版とお考え下さい。
有料老人ホームより
より利用者様の権利が保護された
契約体系となります。
「特定施設」と
通常のサ高住との違いは
施設が自ら介護保険サービスを提供する点にあります。
「特定施設」では
介護度に応じて介護保険報酬が一定に定められている為
通常のサ高住に入所して
オプションで介護サービスを個々に追加していくより
利用者様の費用負担が明朗となります。
もう一つ
「特定施設」の利用者様の利点として
介護度が高い程
通常のサ高住入所+デイサービス通所より
介護保険点数が安く設定されている為、
費用的負担が軽減され、お得となります。
もし自分が利用者様の家族であったならば
利用負担が明朗な
「特定施設」に入所させた方が安心との考えから
「特定施設」認定を目指しております。
当施設は看取りまで対応致しますが
病状が不安定で
入院医療が望ましいと判断される場合は
ご本人様、ご家族様のご意向をお聞きした上で
医療法人経営母体である
外科内科辻医院(有床診療所)への入院をご案内させて頂きます。
因みに有床診療所の入院基本料は病院の入院基本料よりも安く設定されており
とてもリーズナブルで
ご本人もご家族様も安心してご入院頂けます。
造るからには
自分の大切な家族も
安心して預けられる
そんな施設を目指したいので
現在
詳細仕様を頑張って詰めています。
↑↑ 奥に見える
四角い建物は
紀南文化会館(文館)です。
その向かいが大浜公園・扇ヶ浜海水浴場です。
3階南側テラスからは
文館の右手に
田辺市花火大会が一望出来る筈です。
田辺旧市街地の
恐らく一番古い街角に建つ
高齢者施設になると思われます。
私は建築が好きなので
設計図面を何時間見つめても飽きません。
当院の建設時は、
設計に2年も費やしましたが
そのお陰で
5年後の今でも
設計変更したいところは無く
満足しています。
※現在、医院にスプリンクラーを設置中ですが、
元の姿に戻して下さります。
細かい仕様が気になって
度々工事を止めてしまう私は
とても厄介な施主です。
既に1か月遅らせてしまい
家内にいつも大目玉です(笑)。
でも、例え竣工が遅れても
地域の方々に
永く満足頂ける
終の棲家を実現したいと願っています。
かかりつけの皆様から
「いつ出来るの?」とのご質問を多数頂いております。
来年3月末、完成予定で
4月頃からの入所開始を目指しておりますが
間に合うか否かは
私の今後の「待った!」の回数次第かもしれません。
手直しの為、遅れてしまうかもしれませんが
私のわがまま、どうかお許し下さい(謝)
中屋敷の街並みの中に
しっかりと溶け込んで
昔から存在している様な
そんな落ち着いた施設に
したいと思います。
当、有床診療所は
常時病床稼働中で
私が継承してからも、病床のお休みは1度もありません。
旧・有床診療所から現・有床診療所への建て替え時も
2期工事に分けて半分ずつ建てることで、
入院治療を続行できました。
今回のスプリンクラー設置工事も、
病床を5床ずつ空けて設置することで
少しづつ実施出来ておりますが
意匠的にスプリンクラーを天井内に埋め込む為
露出設置と異なり、塗装等、修復に時間が掛かります。
全国有床診療所連絡協議会は全額補助金で設置するよう呼び掛けていますが
露出でなく埋め込む場合は
補助金では設置費用の半分すら賄えず
多額の自腹出費となっているのが実情です。
入院中の皆様にもベッドの移動等でご迷惑をお掛けしております。
年内に設置終了予定ですが、5床は工事中、利用できない為
残る14床をフル稼働させておりますが
なかなか空床が出来ず
入院をお待ち頂いている患者様にご迷惑をお掛けしております。
空床が出来ましたら、直ちに入院のご案内をさせて頂きますので
ご了承頂きます様、お願い申し上げます。
1997年に東京都現代美術館であった
「中西夏之展」のパンフレット、フライヤー等。
今でもたまに開いています。
現代美術の中西夏之氏が10/23亡くなられたそうです。
81歳。
30年程前
東京都美術館(?)で同氏の作品
「洗濯バサミは攪拌行動を主張する」を初めて観て
銀色の洗濯バサミがキャンバスから床に脱落し、
展示会場周囲に拡散、増殖する表現にビックリし
幾何学的な美しさもあって
現代美術のファンとなりました。
その後
ハイレッド・センターのパフォーミングアート(ハプニング)も知りました。
赤瀬川源平氏の千円札裁判での証拠品として
体中に洗濯バサミをつけた中西氏の姿は衝撃的でした。
同作品は、その後何回も見る機会がありました。
赤瀬川源平氏も亡くなり、ついにみんないなくなってしまいました。
現代美術作家としては、赤瀬川源平氏の作品よりも
中西夏之氏の作品のほうがスマートで美しく感じます。
本当に、とても残念。
当院屋上から打ち上げ現場が望めます。
毎年、ほんのちょっと協賛。
来年は、中屋敷で建設中の(特)サ高住から観覧予定。
きっと、3Fテラスからよく見えるはず?なのですが・・・。
入居予定の皆様、乞うご期待!