来る8月31日
ホテルグランヴィア和歌山にて
平成25年度和歌山県有床診療所協議会総会・講演会が開催されます。
(※講演会の座長は都合により丸笹先生から私に変更となっています。)
近年、これまでの周知活動の努力の結果として、
厚生労働省と医師会による有床診への理解が徐々に進んできておりますが、
依然として有床診の減少に歯止めが掛かりません。
和歌山県で唯一
有床診療所の関係者が一堂に会する年1回の集会です。
是非とも皆様のご出席宜しくお願い致します。
また、和歌山県有床診療所協議会の運営にご協力頂ける方は、
是非ともお声をお掛け下さい。
一致団結して
有床診の現状を打開しましょう。
今日は日曜日ですが、ご無理をお願いし、東京医科大学形成外科講師・医局長で、義弟である今井龍太郎先生をお迎えして、3名の予約患者様の診察と2件の形成外科手術を執刀頂きました。
東京医大病院形成外科は、熱傷ユニットがあり、北野武氏のバイク事故時の執刀でも知られています。
とても美しい手術手技。
外科医は職人に近いと常々思いますが、形成外科医はもはや芸術家。
デザイン設計が我々一般外科医よりも遥かに緻密で繊細でした。
亡くなられた今井先生の父上は同・形成外科学教室の大先輩で、中野の立正佼成会付属病院で長らく形成外科部長を務められ、皮膚科医となった私の妹も、大腿のアザを綺麗に治して頂きました。
今、流行の美容外科でなく、父から受け継ぐ生粋の「形成外科医」である今井先生。
今後も折を見て、ご指導を賜りたいと考えております。
熱性痙攣の患者様を搬送してきた救急車
今日1日で、2名の熱中症患者様が入院されました。
クーラーのかかった自宅や、
デイサービス後に発症しています。
頭痛や嘔吐、めまいを認めました。
ご家族さまも
介護事業者さまも
熱中症を疑いましたら
早期受診をお願い致します。
8月13日~15日はお盆休みの為
外来診療は休診とさせて頂きます。
急病の際は我慢せずに
救急病院を受診下さい。
尚、お盆休み中の予約診療は
原則として予約票をお渡しした方が対象です。
ご予約時間にご来院されない場合は
キャンセルとさせて頂きますので
ご了承願います。
昨日・今日と、神戸ポートピアホテルで開催された全国有床診療所連絡協議会総会に、奥和歌山有床診会長と青木名誉会長、辻村理事らと参加しました。
担当する田辺市医師会の行事と重なり、そちらを止む無く欠席、ご迷惑をお掛け致しました。
昨年の宮崎シーガイヤでの開催は恒例の「リゾート」風でしたが、今回は街中開催の為、「学会」風。
会場からは全く見えない「みなとこうべ海上花火大会」とも重なり、良く勉強できる環境でした(笑)。
今回、私にとってのポイントは
① 横倉義武日医会長への要望書(案)を採択し、葉梨全国有床診療所協議会会長より直々に提出。
有床診に冷たい日医会長。今年はほんの少し有床診を気遣う自身の発言があり、少し前進。
② 田村憲久厚生労働大臣が出席。地域医療で担う有床診の大切な役割と、あまりに低すぎる入院基本料について、これまでの大臣よりもしっかり把握されているご様子。政治家の言葉に騙されてはいけないが、横倉日医会長より期待出来そう。
気になる「損税」の問題は、消費税8%までは、「診療報酬に乗せて?」、10%に上げる時には「0%課税にするか、軽減税率にする?」
・・・何をいっておられます!即刻0%課税にして頂かなくては有床診は絶滅します。羽生田様、お願い致します(祈)。
③ 日医総研主席研究員・江口成美先生に昨年の和歌山県有床診総会で「入院後30日以内の看取りでしか『有床診看取り加算』が算定出来ないのは、患者様が早く亡くなった方が評価されるようでおかしい。患者様をしっかり治療して生存期間が延びると算定出来なくなるのは問題」である旨をお話しさせて頂いたところ、「次期診療報酬改定に向けての日医の要望にこの点を盛り込んでいる」とのお返事を懇親会で頂いた。「管理栄養士の問題」もかなり強力にプッシュして下さっている様で、江口先生にはいつもいつも本当に感謝です。
④本会期中「『地域包括ケアシステム』は国策だから上手く乗る様に」という言葉が飛び交った。今後の地域医療の間違いなく「キーワード」である。行政は有床診をこちらに誘導したいらしい。でも、地域の人材不足は深刻であり、行政の思惑通りに機能するのだろうか?
ちなみに、来年のメインテーマは「有床診療所と地域包括ケア体制」~在宅医療に貢献する有床診療所~。
協議会も本気のようです。
その他、詳細は、来る8月31日にホテルグランヴィア和歌山で開催される和歌山県有床診療所協議会総会までにしっかり復習して報告させて頂きます。