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和歌山県有床診療所協議会・新規役員会・感謝状贈呈

_2015.10.25

当院は9月1日より、和歌山県有床診療所協議会の

会員専用・経理専用の事務局を担っています。

対外的な事務局は、長年の悲願が叶い

和歌山県医師会に設置されました。

和歌山県有床診療所協議会のウエブサイトも

只今作成中です。

雑務が極端に増えたので、

まだ公開までに時間が掛かりますが・・・。

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この度、役員改選に伴い

海南辻整形外科の辻寛副会長が

和歌山城の近くで

とても夜景の美しい

役員会会場(兼・感謝状贈呈会場)を

コーディネート下さりました。

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地域医療に対し

本当に情熱的で経験豊かな

大ベテランの有床診の先輩方が

新規役員として

沢山加わって下さりました。

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数は力。

これからより一層

協力頂ける県下有床診の先生方に

出来るだけ役員として加わって頂き

皆で集まり、知恵を出し合って

地域医療構想の中でその存在意義を

高めて行きたいと考えています。

病院と違い、有床診の入院基本料は極めて安く

24時間患者様のお世話をしても

付きっ切りで看病や看取りをしても

医療政策上大盤振る舞いの在宅医療の報酬より安いのです。

15分ほどで終わる訪問診療1回分と変わりません。

そして、なんと、

通所介護(デイサービス)よりも安い。

それでも、入院治療が一律に高額と誤解されているのは

行政やマスコミ、一部医師会の勉強不足、分析不足、認識不足です。

安価な入院基本料で

患者様もご家族も24時間安心して受けられる入院治療

介護施設と異なり医療専門職が手厚いケアを提供する

安価な入院治療は有床診を用いれば実現可能なのです。

病院の病床と比較すると有床診療所の入院基本料は

とても同じ病床と思えないほど安価に設定されています。

病院の病床と有床診の病床を、医療政策上、

一律に扱うのは間違いです。

高額の入院を減らすのが在宅医療推進の口実ですが

在宅医療よりも安価な診療報酬設定がなされている

有床診療所の病床削減は

地域医療構想実現の上で

大いに矛盾し

全く意味を成しません。

来る超少子高齢化社会で

持続可能な医療を実現する為に、

安価に入院治療を提供している

有床診療所の病床を削減するのは大きな間違いです。

総医療費の1%しか使っていない

有床診療所の病床を減らしても、

地域医療構想は実現しません。

安価な有床診療所の病床の有効活用こそ

地域医療構想の実現に不可欠であると

我々は主張しています。

 

地域医療構想による病床削減の大義名分は

住み慣れた自宅での看取りを誰もが希望しているとの

行政の分析結果に基づいているのですが

和歌山県のある地域での調査結果では

実際に在宅での看取りを希望しているのは

20%弱しかいなかったそうです。

根幹を覆す結果が出ているのです。

でも、こうした情報を行政は何故か取り上げません。

実際に私が在宅医療に携わっていても

ピンピンコロリと朝起きたらポックリ亡くなっていた

そうしたごく一部の運の良い方を除いて

在宅での看取りはどのような形であれ

やはりとても大変な負担がご家族に掛かります。

行政は机上の空論実現のために

都合の良いデータのみをつなぎ合わせて

意図的に世論操作をしているように感じてなりません。

在宅と称して国が勧めるサ高住の、果たして何処が

住み慣れた在宅なのかも、私には全く理解出来ません。

地域に安心して預けられる安価な入院ベッドは

やはり不可欠です。

 

実はこの会、

一番若手で新米の私を

会長に立てて下さり

大ベテランの先生方が脇を固めて下さっています。

さすがに4年前の私には

協議会を支えきれないと

大先輩の奥篤前会長が

先にしっかりした基盤を作って

私にバトンタッチしてくれました。

これは、有床診の先輩方の

有床診療所という地域に根差したシステムを

次世代になんとしても引き継がなければいけない

若手に存在意義を継承しなくてはならないとの

使命感に他なりません。

医師として心より尊敬できて、信頼できる

現在版赤ひげのような大先輩方が

この会には沢山いて

自身が踏み台になってでも

次世代の若手を育てて下さります。

そうした沢山の有床診の先輩方に憧れて

私はこの会に入会しました。

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この平成6年に発足した和歌山県有床診療所協議会は

本当に沢山の先輩方の献身的なお力添えのお蔭で

今日まで活動を続けることが出来ています。

でも、介護施設よりも安い、入院基本料の為

役員の有床診でも病床部門は赤字経営です。

でも、地域で必要とされている病床だから

みんな採算度外視で病床を稼働させて

地域医療に貢献しています。

会員の内4分の1は

すでに病床を閉鎖しているにもかかわらず

現役を応援するために

協議会に留まって会費を納めてくれています。

 

応援下さる休床中の先生方に恩を返す為にも

そして休床中の同志の病床が再稼働できるよう

我々現役はより一層頑張って行かなくてはなりません。

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永年和歌山県の有床診の為に奔走下さり

現在も名誉会長として

私を含む後進を御指導下さっている

青木敏初代会長に対し

本当に細やかな感謝のしるし。

(もっとも頼りない弟子からの贈呈で申し訳ありません(謝)。)

予算の関係で感謝状1枚しか贈呈できませんが

心より感謝申し上げます。

奥 篤前会長にも感謝状贈呈の予定でしたが

所用で急遽欠席となられた為、

郵送させて頂く事となりました。

奥先生には本当に沢山のことをお教え頂き

当協議会を立派な会に育てて頂きました。

私がもっとしっかりと

奥前会長をサポート出来てていたらと

懺悔の気持ちで一杯です(謝)。

実はまだまだ感謝状を贈呈しなくてはならない緒先輩方が

大勢いるのですが。

皆様、今後ともご指導宜しくお願い申し上げます。

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平成27年度・和歌山県有床診療所協議会新執行部

 

有床診は様々な事業展開が可能です。

介護事業との相性も良く

地域包括ケアシステム構築上も

とても有効に機能します。

協議会には

ノウハウを持った会員が沢山在籍していて

いろんな情報が得られます。

是非、若手の先生方、有床診を継承し

当協議会活動にご参加下さい。

有床診の未来を切り拓きましょう!

 

 

 

 

 

 

 

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