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和歌山県に残存する有床診療所の約半数はすでに休床に追い込まれている。

_2013.09.28

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本日、和歌山県医師会移動懇談会(旧・移動理事会)が田辺市で開催されました。田辺、西牟婁郡医師会が準備した3つの話題に対し、県医師会理事会の担当理事が回答して下さいました。

私も絶滅危惧種である有床診療所への更なる協力を得るため話題提供をさせて頂きました。

(内容は7/19の当記事を参照下さい)

現在、会長の診療所に設置されている和歌山県有床診療所協議会事務局の県医師会内への設置を要望しましたが、県外科医会や県内科医会といった分科会が名目上県医師会内に設置されているものの実際には会長宅が事務局となっている点を指摘し、和歌山県有床診療所協議会も名目上は県医師会内に設置出来ても、事務所機能の実務は県医師会では行えず、現状で頑張ってほしいとの回答でした。

しかし、横手英善県医師会理事より和歌山県内の有床診療所の現状は県医師会で把握しており、必要であれば和歌山県有床診療所協議会に情報提供頂けるとの有難いお言葉を頂き、平成25年8月末時点での和歌山県内有床診療所詳細データを提供頂きました。

 

平成25年8月末データをみると

和歌山県内の有床診療所数:123件

病床稼働中:64件(52.0%)

病床休床中:59件(48.0%)

和歌山県の有床診療所の約半数はすでに休床に追い込まれている様です。

病床稼働中の64施設は各地域で孤軍奮闘しているのでしょう。

残存する県内有床診が連携を密にして、存続に向けて知恵を出し合う必要があるでしょう。

 

有床診激減の元凶である、あまりにも安すぎる有床診の入院基本料引き上げの要望について、県医師会は、稼働中の有床診療所は、内科、外科、整形外科、産婦人科、眼科など様々であり、入院での治療内容も、施設基準も、施設ごとでかなり異なる為、タイプの異なるこれらすべての有床診療所入院基本料を一律に引き上げるのは困難との見解でした。代わりに「在宅医療の支援を行う有床診療所」「看取りを担う有床診療所」等、個々の有床診療所が該当する機能や施設基準を明確に分けた上で、その有床診グループに見合った入院基本料引き上げを求めるべきでは?との貴重な助言を頂きました。

「多種多様な有床診療所全体の入院基本料引き上げを求めるよりも、有床診療所の機能別グループ分けを行い、グループ別の施設基準を明確にした上で内容に見合った入院基本料引き上げをグループごとに行うべき」とのことです。

今後の検討課題です。

平成25年度和歌山県有床診療所協議会総会開催される

_2013.09.01

和歌山弁のラップが有名な白浜町出身のシンガーソングライター

古屋学氏。

今年の情報交換会(懇親会)のゲストです。

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とても歌声が美しくパワフルで、歌詞も面白かったです。

 

今年で19回目を迎える和歌山県有床診療所協議会総会・講演会・情報交換会。

今年も司会でポカをやらかした私

今度こそクビになるかも(汗)。

でも、どうにか無事に終了致しました。

奥クリニックの事務局スタッフの方々をはじめ、

遥々参加下さった当院のスタッフの皆様、

本当にご苦労様でした。

 

今年は衆議院議員の岸本周平氏、

衆議院議員の門博文氏、

そして、有床診のことを親身に考えて下さっている和歌山県医師会理事の横手英義先生に

ご挨拶を賜ることが出来ました。

岸本議員の

「厚生労働省予算を司る官僚は、決して悪魔ではないが、現場を分かっていない。私に現場とのパイプ役が務められれば・・・」

との有難いお言葉を頂きました。

しかし、一方で、平成26年度診療報酬改定において

「有床診療所入院基本料引き上げの話は残念ながら出ていない様子」

との悪いニュースも

県の国保審査を担当されている武用監事からご報告がありました。

厚生労働大臣を始めとする政治家は

「有床診の入院基本料が極端に安いことは理解している」

と口では言っているが、

残念ながらその言葉を

全然行動に移してくれません。

政治家はもっと自らの発言に責任を持つべきです(怒)。

会の後、青木名誉会長が

「有床診療所現地視察に、今度は日本医師会と厚生労働省の役人のほかに、有床診療所を考える国会議員にもご同行頂くべき」

と言われていたが

もっともな意見。

 

来年はいよいよ20回目を迎えます。

来年こそは有床診にとってよいニュースがありますように(祈)。

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